入荷情報 ラフタークレーン 12ton TADANO GR120NL-1 2005yr / [ID:RC3630]
今回入荷したクレーンはタダノ製12ton吊りラフタークレーン
TADANO GR120NL-1 (CREVO120) 2005年(平成17年)製モデルです。
この度、兵庫県のお得意様より、こちらのクレーン車を譲っていただきました。
製鉄所へお仕事に良く入られていたということで、「KOBELCO」のステッカー貼ってますが、「TADANO」です。(笑)
製鉄所でお仕事されてる方あるあるですが、鉄の材料の鉄鉱石?か何かが外装に付着しており、錆びているように見えるかもしれませんが、サビではありません。
走行距離も14万キロ超なので、基本、あまり公道をバンバン走らない、お仕事現場固定のお仕事のお客様(石材店、鉄骨加工業、マリーン関係など)には、お買い求めやすい価格帯なのでオススメです。
あと、このモデルには、必ずと言っていいほどトラブルが出ることはご存じですか?
ヒントは次の写真の箇所↓
わかりますかねぇ?
こちらはクレーンの上側のクレーン部と、下側のシャーシ部(走行部)の連結する真ん中にある旋回スイベルと呼ばれる箇所になります。
クレーン車の上側の運転席は機能上、360度グルグル旋回(回転)するような仕組みになっているため、直接、電気や配管などが接続されておらず、すべてこの旋回スイベルを通じて上側と下側の操作をする仕組みになっているんですょ。
(電気モーターのブラシのようなイメージ(わかりますかねぇ、、、(^-^;))
電気的な接触不良でトラブルを起こすこともまれにあるのですが、ほとんどの個体でトラブルが発生しているのが、この旋回スイベル部からの【水漏れ】です。
なぜ【水漏れ】?かと言うと、クレーン運転席にはエアコンは装備されていますが、暖房使用時にはエンジンのラジエターの温まった冷却水の熱源を使って温めるようになっており、下部のシャーシ側についているエンジンの温まった冷却水を、上部の運転席まで引き込んでいるんですよねぇ~
(これ以前の年式のクレーン車には、運転席に石油ストーブのような灯油ヒーターがついていました。)
グルグル360度回る旋回スイベルから、温まったラジエターの冷却水が経年劣化で漏れてしまうというトラブルが、遅かれ早かれ症状として出てきます。
(暖房を使わない暖かい沖縄のようなところで使っていたクレーンにはトラブルが少ないかも)
本来は赤〇部分には冷却水のIn側 / アウト側ホースがついているのですが、このクレーンは取り外されています。
(査定の時には要チェックポイントです)
トラブってしまったこの旋回スイベルを交換ともなれば、〇〇万円もかかってしまうので、
この冷却水のホースを止めて外して、暖房を我慢してホッカイロなんかでしぶしぶ我慢しながらお仕事されているオペレーターさんもいるって聞いたことがあります。
で、今回のオーナーさんもそうですが、〇〇万円かけてまで旋回スイベルを交換するよりもっと安くで解決する方法をとられていました。
それが、『ベバストヒーター』です。
最近では車中泊ブームということもあり、周知されてることも多くなったと思いますが、キャンピングカーなんかによく使われているものです。
ようは、昔のクレーンのように石油ストーブを運転席に後付けするってわけです。
(灯油以外にもガソリン、軽油もあるようです。)
メリットはエンジンをかけなくてもバッテリーが残ってる限り、暖房が使えるっていう代物です。
長距離移動される大型トラックなんかにもよくつけられているのを見かけますし、最近では冷房も使えるものもあるみたいですね。
話は変わりますが、今回クレーンを譲っていただいたお客様とは、2011年の東北大震災からのお取引先のお客さま。
(関西から仙台へお引越しされ災害復興に従事されていました。)
ご高齢ともあり、いったん現役を退き、数年後、息子さんが免許が取れる年齢になったらまたお仕事復帰されるとのことで、「また、何年か後やけど、えぇクレーン見つけといてやぁ~」と言っていただきました(^^♪
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